「シン・ゴジラ」を観て 熊取町連続怪死事件 を思い出した (前)

先日「シン・ゴジラ」を鑑賞しまして

いやぁ〜 クソ面白かったです!

映画の題材がですね
はっきりとそうとは言ってないんですけど
明らかに 3.11
ベースにしたような作りになってるんですね

地震や津波が云々というより
憲法第9条のこともさることながら

やはり「原発問題」なんですよ

国連で閣議決定されてしまった
日本国内での核攻撃
ゴジラという核を核でやっつけるという
とんでもないアイデアが
実行されそうになるんですが・・・

まぁネタバレになるんで
この辺でやめときますけど

福島第一原発事故の恐怖を
否が応でも思い出してしまう
映画の展開を観終わって

私は

今から20年以上前に
大阪府で起きた不可解極まりない事件を
想起してしまったんです

「熊取町連続怪死事件」

1992年の4月から7月にかけ
6人の男性1人の女性
ほとんど同じエリアで
連鎖的に奇怪な死を遂げました

まるで横溝正史的な連続怪死

順を追って解説します

 

 

1人目の死者(事故死) 4月29日(水)
Aくん 17歳 板金工
暴走族「風(KAZE)」のメンバー
仲間とシンナー遊びした直後
「泳ぐ」と宣言し1人池に飛び込み
そのまま溺れて死亡

kumatori-seven-005 Aくんが溺死した池

 

 

2人目の死者(事故死) 5月29日(金)
Bくん 17歳 無職
暴走族「風(KAZE)」のメンバー
自室でシンナーを吸引し 心不全で死亡
部屋でうつ伏せになってるところを母が発見
母は以前からシンナーをやめるよう
何度も何度も言い聞かせていたらしい
シンナーのせいか肝臓が弱く
死の直前時分はかなり痩せ細っていた

kumatori-seven-003 Bくんが死亡した部屋

 

 

3人目の死者(自殺) 6月4日(木)
Cくん 17歳 無職
暴走族「風(KAZE)」の旗揚げメンバー
地元では有名なワル
シンナー常習者
中3からほとんど学校に顔を出さず
卒業後 美容師専門学校へ入学するも
1年持たずに中退
父親は某学会員

4日午前0時ごろ帰宅するも
その2時間後にまた外出
同午前5時 タマネギ小屋で
首を吊って死んでるのを発見される
ポケットに「借金を返して欲しい」という
折り込み広告の端に書かれたメモを所持
遺書らしきものはなかった
自宅の仏壇には
金を借りた友人2人の名前と
10数万円と記されたメモが置かれている

先輩の証言
「借金を理由に死ぬなんてことは
性格からして考えられない」

同窓生の証言
「彼はAくんとは別グループだったんで
Aの死はそんなにショックではなかったはず」

o0390052010627017188

 

 

4人目の死者(自殺) 6月10日(水)
Dくん 18歳 建設作業員
暴走族「風(KAZE)」のリーダー
地元では有名なワル
シンナー常習者
ラリってる最中に公務執行妨害での逮捕歴あり
彼が駅前に借りたワンルームマンションが
グループの溜まり場
駅前住民らはDくんが中心となってやらかしてる
バイクや自転車の盗難 及び
自販機や公衆電話の破壊行為に
大変迷惑していたらしい

親友であったCくんの葬式では号泣
「悩みは相談しあって
Cの分まで頑張って生きよう!」と
その場で訴えかけ前向きな姿勢であったという
(ちなみにDくんは AやBの葬儀にも参列している)

中学卒業後 Eくん(後述)と共に
父の会社を手伝ってたが 1991年に倒産
住み家を手放すことになっても
がむしゃらに働いてなんとか買い戻そうとする
親孝行ぶりが見て取れたという
数名からの証言もある

中学の校長先生の証言
「仲間とつるんで
校舎の窓ガラスを49枚も割ったり
卒業式にバイクで登校してきたり
色々とありましたが
卒業後は仕事帰りに遊びに来てくれたりして
給食室のドアを修理してくれたり
スズメバチの巣を持ってきて
理科の先生を喜ばせてくれたりもしてました」

中学校教師の証言
「体に悪いからシンナーはやめとけ
って言ったら
素直に うん て頷いてました
ヤンチャでしたが
弱い者イジメだけはしなかった
近所でもきちんと挨拶するって評判でしたし
いずれは社長にでもなるんじゃないか
そんな風にさえ思ってました」

当時付き合ってた彼女が妊娠し
「生まれるからお祝いくれよお祝い」と
笑って話しており
近々結婚する予定で新居も探してたらしい
が 彼は
惠林寺という古寺の参道脇の納屋で
首を吊って死ぬことになる

母親
「死ぬ前々日には
仕事先へ持って行く保温式のランチボックスを
買っておいてくれと頼まれてたんですよ」

自殺現場に駆けつけた母は
ロープにぶら下がる息子の姿を見るなり
違和感しか感じなかったという

母親
「肩をいからせてて
前の方を睨むようにして
拳をギュッと握りしめとったんですよ
普通体はもっとダラーんとなるでしょうに
警察の人に私言うたんです
ほんまに自殺なんですか? って
ほんだら
「最近はこういうのも多い」って
首吊った体に最近も昔もない
と思いましたけど・・・
(前日の)夕方 私ら一緒に食事したんですよ
ほんだら友達となんか約束しとったらしく
あんまし腹いっぱいやったら具合悪い 言うて
食べる量少なめでそのまま出かけて
普段となーんも変われへんかったのに・・・」

校長や先生の証言通り
やはり人望は厚かったらしく
Dくんの葬儀は参列者数400名にも及んだ

母親
「時々 白い車 のこと言うてました
カローラやったと思うけど
白いのにいっつも付け回されてて
ヤバい 言うて
息子だけやない Cくんも同じように
集会の時ふと後ろ見たら
しょっちゅうおったって
運転しとるオッさんの顔がどうとかこうとか
息子と話してたんも聞いたことありますわ」

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5人目の死者(自殺) 6月17日(水)
Eくん 18歳 旅館従業員
暴走族「風(KAZE)」のメンバー
高知出身の元野球少年
野球で有名な私立高校中退後 大阪へ
事件前年までDくんの父の会社で働いていた
事件当時は三重県鳥羽市の旅館従業員

職場である旅館に
友達の葬式に出たいので休みたい
と告げ 2日間の休暇申請
Dくんの自殺2日後の6月12日に熊取へ
が 葬儀には間に合わなかった

その後 熊取の友人宅を転々とし
斜面になった畑のそばにある農作業小屋で
首吊り自殺を遂げる
しかし その姿があまりに不可解だった
両手がビニール紐で
後ろ手に縛られていたのである
当時の検視官によると
争った形跡はなく
近くの民家の人たちも物音は聞いておらず
やろうと思えば自分でも出来る縛り方だし
首吊りの紐をほどかないようにしたのだ
という結論に至り 警察は自殺と断定

Eくんの勤務先であった旅館の支配人によると
彼の評価は決して悪くない
勤務態度は真面目で
服装もきちんとしており
暴走族のメンバーになど
全く見えなかったという
金を貯めて近々普通免許を取るんだと
張り切ってたらしい
亡くなる4日前にあたる6月13日昼
「明日帰りますから」と
わざわざ旅館に電話している

16日昼
半年ぶりに会った元カノに結婚報告をされ
その直後から「ロープはないか」と
自殺する素振りを見せてたという話もチラホラ
だがこれはあくまで冗談ぽく振舞ってた
という証言もある

そしてやはり 白い車 を知っていた

息子が自殺であることに
どうしても納得できなかったDくんの母親が
Eくんが自殺する2日前に
どうやら電話してたらしいのだ

Dくんの母親
「息子は生前よく
白い車に追われてた話をしてたが
それは本当か?」

Eくん
「うん 俺とDくんは
しょっちゅう見たよ」

つまりこうなる
Eくんが三重県の旅館に働きに出る前から
白い車は彼らを追っていた
これは今回の事件より半年も前
ということになる

kumatori-seven-001 Eくんが首を吊ったタマネギ小屋

 

 

6人目の死者(自殺) 6月25日(木)
Fくん 22歳 粗大ゴミ回収員(岸和田市職員)
熊取町在住

「風(KAZE)」とはなんら関係なし
無断欠勤もなく勤務態度は極めて真面目
好青年だったと同僚は評する
趣味はマラソンで
市役所の陸上サークルに所属

25日朝 弁当持参で自宅を出る
同日 熊取と貝塚市の境にある山林で
栗の木の幹にピンク色のカッターシャツを
ロープ状にしてくくりつけ
首を吊って死んでる姿が発見される

その幹の高さ 巨人でもない限り
到底手の届く場所にはなかった
しかしながら警察は自殺と断定
地元の人たちはその捜査に
首を傾けざるを得なかったという

kumatori-seven-002 Fくんが首を吊った栗の木
事件後なぜかすぐ切られ
残っていない

 

 

7人目の死者(自殺) 7月2日(木)
Gさん 19歳 女子大生
鳥取県米子市出身
事件の起こる年の4月から
町内にある大阪体育大学に通い
陸上競技に励む
「風(KAZE)」とは一切関係なし
Fくんとも接点なし

2日午後8時40分ごろ
下宿近くの町営グラウンド横にある側溝
血まみれで倒れこんでいるのを発見される
左胸に致命傷 首筋4ヵ所に切り傷
近くに落ちていた果物ナイフが
使われたものと推定
発見直後はまだ息があり
「違う・・・違う・・・」
しきりに発見者に訴えていたらしい
すぐに救急車で搬送されたが
翌日3日午前2時10分 出血多量で死亡

死亡するたった3日前
8月には帰省すると鳥取の実家に電話連絡
その際
「北の国から」と「大相撲ヨーロッパ巡業」の
番組予約録画を頼んでおり
その翌日である死亡2日前には
1000メートル走の自己新記録を出し
笑顔が絶えなかったという
同大生の多数の証言もある

異性関係はなく
寮での生活にも
トラブルらしきものはなかった

発見当日2日の夕方
スーパーで買い物してたという目撃情報あり
目撃した友人によると
なんら変わった様子はなかった らしい

発見場所は午後8時時点で人通りも少なくなく
刃物で自分の胸を刺すなどという場所に
決して適していないにもかかわらず
首筋に残された切り傷をためらい傷だと解釈し
警察は自殺と断定

生前 怯えた様子でしきりに
「黒い車に追われている」
友人に漏らしていたのだが
事実確認はできていない

Gさんの父親は
「殺されたに違いない」と
娘の自殺をきっぱりと否定している

kumatori-seven-006 Gさんが発見された側溝

 

 

以上が事件の概要です

 

 

あまりにも不自然だと思いませんか?

警察が 事件性はない と言えば
それで終わってしまう恐怖

とてつもなく巨大な力が
何事かをコントロールしている違和感

 

「後編」に続きます

 

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